症状の原因を分析する過程、つまり、僕の思考過程を文章化してみた part1
みなさん、こんにちは。
世界一の整体師、ともきちです。
今回のテーマは
略して
『思考過程を文章化してみよう part１』です。
本日、最終時間に担当したのは
マッサージ関係の仕事をしている40～50歳代の女性。
リンパマッサージをされているとのこと。
主訴は
ブーツを立って右足で履くとき
右腰の痛みがあり
どうしてもうまく履けないとのこと。
何かしら仕事や普段の生活から影響が
出ているのでは、と考え
まずは仕事の作業である
早速、リンパマッサージの動きを確認。
右手主導で、両掌で末梢から中枢へさするように
流していく。
触られてみてわかるが、何とも気持ちいい。
ずっとしてほしいと本気で思えた。笑
とまあ、触られながら評価をしてみると
とにかくその方の手先が硬い。
大体、手先が硬い
つまり末梢固定優位パターンは
中枢可動優位パターンに陥るため
その時点で、腰の過可動により
痛みが起きていそうだ、と推測。
実際に、座位での体幹回旋を確認するが
腰が先導してすべてが動くため
腰の過可動は確定。
ちなみに椅子に座ってマッサージはやるそうだが
内股、ならぬ過度な内膝パターンも認めた。
しかも、右手主導のため
右手がどんどん自分の身体から離れていくため
必然的にその方の右膝が内にガンガン入る。
身体はどんどん左回旋し、流れていく。
これでは、右足ではまともに踏ん張れないので
右腰で踏ん張ってしまうのでは？と考察する。
そこで、両股関節の動きを評価。
股関節の外旋を左右みるが
純粋な外旋の角度は、明らかに左の方がある。
右股関節の外旋は
なんとも代償的で、腰の回旋でかばっている。
腰の過可動は
股関節、手先の動きから
四肢、末梢の動きのかばいすぎによる痛みだと
確信に至る。
ブーツを履く動きも
内膝のまま股関節屈曲するため
股関節前面でつまり、腰椎の屈曲が
出現し、元々の脊柱屈曲と相まって
腰痛が起きている。
そこで、股関節外旋を
小殿筋へ、腱解放をして触るが
著変なし。
次に、外側広筋の停止腱へ
腱解放を試みると、外旋改善。代償なし。
そこで、膝からの原因と捉え
さらに足関節からの影響がないか、分析。
足関節の底屈も
右のみ、過度な内反を起こしながら底屈するため
関節の安定性低下。
そもそも内膝のため、バランスをとるため
外反にいけず、内反パターンを呈している。
過度な内反を止めて、足関節の底屈を促すと
股関節の外旋は、完璧に左と同様に。
痛みは極端に減るが、ブーツを履く動作は
まだ痛みがある。
そこで、末梢優位パターンであるため
足が終わったので、あえて首をみる。
後頭下筋がパンパンであるため
腱解放を実施。
しかし、腰痛に著変なし。
そこで、リンパマッサージで酷使をしている
右手関節の背屈固定を、掌屈＋前腕回外へ動誘導。
すると、ブーツを履く動作の痛みは消失。
股関節の外旋も改善したまま。
結局、ブーツを履くときも
手関節背屈でブーツを持つため
内膝→腰の過可動パターンが入り
痛みが出ていた様子。
根本のパターンである手関節背屈を改善しただけで
腰の痛みまで改善したよ、というお話し。
分析し、冷静に考えれば
どんな方もカンタンに治ります。
原因は、生活にあり。
その分析をどこまで出来るか。
あなたの腕の見せ所である。
すこやか元氣院
代表 沖田智貴
※お知らせが一つ増えました。下に3つあります！
★お知らせ壱★
私、毎日メルマガを書いています！
誰でも簡単に数秒で読める、健康への真実の情報を伝えています！
みんなで楽しく、簡単に健幸な人生を歩みませんか？
登録よろしくお願いします！
★お知らせ弐★
私、本を出しました！！！
臨床推論について、誰でもわかりやすくかつ実践的な内容です！
一治療家に一冊の家宝レベルの本ですので、ぜひ読まれてください！
★お知らせ参★
私、整体ラジオを始めました！
面白おかしく健康について、お話ししています。興味があれば、よろしくどうぞ。
